「風中奇縁」莘月と九爺の情愛深く愛らしく
アジア全域を席巻したドラマ「宮廷女官~若曦(ジャクギ)」の原作者トン・ホア。
香港時代からキャリアを重ねる演出家リー・クォックリー。
ヒロインのリウ・シーシー、エディ・ポン、フーゴーをはじめとする役者陣。
制作発表段階からアジアで最も期待を受け、違わぬ結果を生んだ〈ラブ史劇〉がついに登場!
「風中の縁 DVD」はすごろくと同じでヒロインの莘月(シンユエ)の身分は、どんどんと上がっていきます。「ブーブー」のルオシーの身分も波乱万丈だったけれども、シンユエだって負けていない。
この物語でなぜ、シンユエはオオカミと暮らしていたのか。
そもそも、オオカミに負のイメージを植え付けたのはペローやグリムの策略だと、ずっと思っている私。
オオカミという孤高の動物を男性のメタファーにして、童話という形で、世の子女に貞操の大切さを説いたのが「赤ずきん」ちゃんを始めとする童話の数々なのですから。
我が家では、オオカミというものは一番哀しい動物なんだよ、と教育してきました(笑)
ニホンオオカミ・・・と聞くだけで、涙腺が緩む私。
タフで乱暴で、優しくてナイーブで、ひたむきで感傷的で、一途で率直で、情愛深く愛らしく、いくら言葉を重ねても、完全に表現することができないのがオオカミなんです。
シンユエはまさにそんなオオカミの性質を受け継いでいます。そんな女の子です。
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