青木功会長がツアー最年長出場へ意気込み 「無言の“育む”だな」
28日に開幕する国内男子ツアー「中日クラウンズ」に、今年からJGTO会長に就任した青木功が出場する。現職会長の大会出場はがツアー史上初。また、73歳7カ月28日での出場は、1975年の宮本留吉(73歳21日/日本プロゴルフ選手権)を上回り、ツアー最年長出場記録を更新することになる。
大会前日はプロアマ戦に出場した青木。今年初めに2カ月近く風邪で体調を崩したり、右肩を痛めたりと、シーズンとしてみれば決して順調に調整してきたわけではない。それに加えて、会長職という重責も負っている。「やっとゴルフができる体に戻ってきた。自分の努力もさることながら、サポートしてくれた人に感謝したい」という。だが、ここまで来たらやるだけだ。「この4日間は会長職を忘れてゴルフをしたい」。選手として気合いを込めた。
技は健在。過去5勝を誇る和合で、史上最年長予選通過(杉原輝男、68歳)の記録更新にも挑む【拡大写真】
女子人気に押され気味の国内男子ツアーを会長自らが叱咤する。「自分がやることによって、みんなが元気になってくれればいい。女子に負けていることはみんな知っているから、あとは選手がどう自覚するか。無言の“育む”だな」と、今季のスローガンに掲げる“人を育む”を地でいく覚悟だ。
舞台となる名古屋ゴルフ倶楽部和合コースでは、3連覇を含む大会5勝を挙げている。今大会で青木が最後に予選通過を果たしたのは1995年。もう20年以上も前のことになるが、まだまだ気力は萎えていない
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