“キム・スヒョン効果”でドラマ『プロデューサー』(原題)にスポンサーが殺到
韓流スターのキム・スヒョンが出演するKBS 2TVの新たなドラマ『プロデューサー』(今月15日スタート)に、多数の企業からスポンサー参加のオファーが殺到している。
巷では、全12話を予定している本作が総制作費の約半分の額を間接広告と協賛によってすでにカバーした、という噂も広がっている(協賛は主にロケ地提供などの形で行われ、間接広告ではモニターに製品を登場させる)。1話当たり4億ウォンが投入される本作の総制作費は約48億ウォン。このうちすでに約20億ウォンを各企業の制作支援によって充足させたというのだ。
『プロデューサー DVD』は、ドラマ『星から来たあなた』に出演したキム・スヒョンの次回作とあって国内外からの関心が非常に高い。キム・スヒョンの他にもチャ・テヒョン、コン・ヒョジン、IUなどのスターがほぼ同じ比重の役で出演するが、企業の間接広告と協賛はキム・スヒョンに集まっている。
通常の全16話ミニシリーズの場合、協賛と間接広告を合わせた制作支援金は10億〜15億ウォン規模。ところが全12話の『プロデューサー』の制作支援金はそれを上回る20億ウォンだという。
ドラマ関係者は14日、聯合ニュースの電話インタビューで「他のミニシリーズより制作支援がうまくいっていると言える。中国マーケットを狙う各企業がキム・スヒョンを見込んで制作支援を申し出てきた」と答えている。さらに「だがオファーをすべて受けることはできない。ドラマの内容と完成度を害しない範囲で制作支援を受けなければならないため、多くの申し出を断った」と明らかにした。
何より限られた放送時間内にキム・スヒョンがすべての間接広告製品を着て、食べて、メイクで使うことは不可能なため、各企業からラブコールが入ったうちの3分の1は断らざるを得なかったという。序盤ではなるべく視聴者のドラマへの没頭を邪魔しないようにこうした間接広告や協賛を減らし、ドラマ中盤以後に露出することにした。よって多くのオファーを断らなければならなかったのだ。
KBS関係者は「電子製品・衣類・食品・化粧品など品目は多様だ。多国籍企業も制作支援を行うが中国企業はない。大部分が中国マーケットを狙った韓国企業だ」と説明。また「いまだに制作支援の申し出があるが作品の完成度を考慮すればこれ以上受けることはできない」と話している。
間接広告の場合、放送時間全体の100分の5を越えない範囲で露出することができるが、70分物の『プロデューサー』の場合は1話当たり3.5分を間接広告に割愛できる。
“キム・スヒョン効果”は中国版権でも証明されている。中国の大手ポータルサイトSOHU.comが投資形式で参加して同じドラマの中国でのオンライン放映権を獲得した。1話当たりの版権は20万ドル(約2億 2千万ウォン)を上回るだろうと放送関係者は見ている。
SOHU.comは昨年に子会社のフォックスビデオを通じて芸能事務所キーイースト(キム・スヒョンが所属)に150億ウォンを投資し、キーイーストの持ち株6.4%を取得した。これに伴い今回の『プロデューサー』の中国版権もSOHU.comに販売された。これで同ドラマは第1〜4話の広告が完売したことになり、広告マーケットが低迷する中で本作への期待の高さがうかがえる。
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