首位タイのミッシェル・.ウィ、メジャーV逸のバーナー2.0アイアン
メジャー制覇への道のりは、なかなかに厳しい。ノースカロライナ州のパインハーストNo.2で開催中の海外メジャー第2戦「全米女子オープン」3日目。予選ラウンドを4アンダーの単独首位で通
過したミッシェル・ウィは「72」とスコアを落とし、通算2アンダーに後退。首位は守りながらも、韓国のエイミー・ヤンに並ばれた。バーナー2.0アイアン
この日は4月のメジャー初戦「クラフトナビスコ選手権」での最終日最終組対決で敗れた相手、レクシー・トンプソンとの直接対決。8番からの2連続ダブルボギーで沈んだトンプソンに対し、10番
までの3バーディ(1ボギー)で、独走態勢を築くかに思われた。
しかし続く11番でドライバーショットを左の林に入れてダブルボギー、12番では今度は右へ大きく曲げてボギーを叩き、暗雲が立ち込める。「スイングテンポが少しだけずれていた」。14番のボギ
ーでついに2位後退。ヤンが最終18番をボギーとしたため、追いかける立場にこそ落ちなかったが、混戦を自ら招いてしまった。テーラーメイド SLDR ドライバー
そんな失意のムービングデーにも、24歳になったかつての天才少女は気丈だった。「1番ホールでの緊張は本当に最高なもの。こんな気分を味わえるから、ゴルフをやっている」。4月の「LPGAロ
ッテ選手権」で、地元ハワイで4シーズンぶりの復活勝利。それを含め、今季は8度のトップ10入りを果たしている調子の良さに自信もある。
「今夜はよく眠るようにするわ。でもすごく興奮する。目の前にこんなチャンスがまた巡ってきた。最高のポジションにいると思う。だからハッピーよ」
そして今年の日本勢は、昨年に続いての出場となる松山と石川、4年ぶり2回目となる小田孔明、6年ぶり2回目の谷原秀人がエントリー。国内男子の世界ランキングトップ4に連なる精鋭たちが、世界の頂に挑む。
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