携帯性という面ではやや難がある
あくまでオプションではあるが,Surfaceを語るうえでは欠かせないものだ。これらのカバーはSurface ProとSurface RTのどちらにも装着できる。薄いカバーの上に感圧式のキーが並ぶTouch Coverは,キーボードとしては相当にクセのあるものだが,厚みはわずか3mmとなっている。装着したまま持ち歩いても,違和感はまったくない。一方,薄型のハードウェアキーボードであるType Coverの厚みは2倍の6mmだが,しっかりとタイプできるキーボードであるため,文字入力を多用するユーザーには評価が高いsalesoftjp.com。ただし,Surface Proは本体の厚さが14mmあるので,Type Coverを装着すると厚みは20mmにもなる。これは一般的なUltrabookよりも厚いので,携帯性という面ではやや難がある。 左がTouch Coverで,右がType Cover。
入力しやすさは断然Type Coverが優れているものの,厚みは倍も違うので,携帯性を考えると悩ましい劇場用アニメ「攻殻機動隊ARISE」(写真中央)や,ファッションブランドとタイアップした,日本オリジナルデザインのTouch Coverも披露された。ただし,キャンペーン用プレゼント品で,販売はされないそうだ 真横から見たSurface Pro(右)とSurface RT。厚みの違いは大きい Surface RTと並べて比較をしてみると,やはり厚さの違いは顕著だ。しかしデザインは同じであるため,手にしたときの持ちやすさはあまり違いを感じず,厚くなったわりには上手くまとめてきたな,と感じる。 Surface Pro(右)とSurface RTを並べてみた。こう見ると違いが分からないほど似ている 背面は微妙に異なっている。写真上側のSurface RTは,上部が一体成形ではないが,下側のSurface Proは一体に見える 一方,Surface Proだけの特徴に,「Digital Ink」と称するデジタイザペンが付属する点が挙げられる。
このペンは筆圧感知に対応するほか,タッチパネルから1〜2cm浮かせた状態でも,マウスポインタ代わりのカーソルを動かせる機能を持つ。 付属のデジタイザペン。対応するアプリであれば,ペンの後端で消しゴム機能を使える デジタイザペン使用時に表示されるカーソルは,ペンをタッチパネルに触れさせずに動かせる 中身はIvy Bridge世代のUltrabook冒頭で触れた搭載CPUからも想像できるとおり,Surface Proの中身は,Ivy Bridgeこと第3世代Coreプロセッサーと,SSDを搭載する一般的なUltrabookと同じものだ。それゆえに,ヘビーな3Dグラフィックスのゲームにはまったく向かない。ちなみに,冒頭で触れたとおり,Surface ProにはSSD容量128GBのモデルと,256GBモデルの2製品が用意されるのだが,このうち256GBのモデルは,日本で先行して販売されるそうだ。また,日本で販売されるSurface Proには,「Microsoft Office Home & Business 2013」がプリインストールされる。
本体価格は米国版(128GBモデルが999ドル)とほぼ同等だが,Officeが付属する分だけ,日本版のほうがお得になっている。最後に,タブレット端末で気になるバッテリー駆動時間についても触れておこう。……と言いたいところだが,Surface Proの製品情報ページには「電池消耗 42 W-h」という記述があるだけで,ノートPCのスペック表記でよく見かける「最大何時間」という形では公表されていない。見慣れない表記をしているが,これが42Whのことだとした場合,CPUの最大消費電力が17Wであるから,最大負荷で動作させると,3時間程度は動く計算になる(あくまでCPU以外の消費電力を無視した場合の話)。発表会では当然その点について質問が飛び,「一般的な使い方で,約4時間」という回答があった。実際にどの程度使えるかは試してみないと分からないが,重さが軽いこともあってか,平均的なUltrabookと比べると短めになりそうだ。Surface Proの主なスペックCPU:Core i5-3317U/1.7GHz(L2キャッシュ容量256KB×2,L3キャッシュ容量3MB,最大動作クロック2.6GHz)メインメモリ:
総容量4GBGPU:Intel HD Graphics 4000(※CPUに統合)ストレージ:SSD(容量128GB,または256GB,接続インタフェース未公開)光学ドライブ:なし有線LAN:なし無線LAN:IEEE 802.11a/g/n準拠サウンド機能:オンボード+内蔵スピーカーディスプレイ:10.6インチ液晶(LEDバックライト付き),1920×1080ドット,グレア(Windows 10 プロダクトキー購入)タイプ,10点マルチタッチセンサー搭載入力機器:電磁誘導方式ペンそのほかの主な搭載機能:Bluetooth 4.0,microSDXCカードスロットバッテリー駆動時間:非公開(42Wh)本体サイズ/重量:275(W)×173(D)×14(H)mm/約907gOS:64bit版Windows 8 Pro付属品:デジタイザーペン,ACアダプターなどSurface Pro 製品情報ページソフトウェア 今日の注目アイテム(ヤフーショッピング)(2013/05/05) ( Yahoo!ショッピングストア ) - 人気家電パソコン紹介のブログ
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